尊敬に値しない大人が子供に殺される

 さきに起きた八戸の一家3人殺人放火事件や草薙厚子の調書問題で有名になった奈良の放火事件に限らず、何かの拍子でタガが外れたであろう少年少女が凶行に走ると言う事件が今年に入って増えたようにテレビや新聞の報道では「見える」。ただ、八戸の事件だけに絞っても尊敬に値しない親に対する不満や自分の趣味を否定するばかりの報道メディアへの不満がが積もりに積もった結果の事件であるのにもかかわらず、マンガやパソコン、小説に責任をなすりつけて安心しようとするやつがいる。

 そして、漫画やゲームの類に事の原因と責任をなすりつけようとする輩は自分の子供が自分の思い通りに行かなかったのを漫画やゲームに八つ当たりしてるようにしか見えず、やはり子供にとっては尊敬に値しない大人がTVに出て威張ってる様にしか見えないのだろう。つまり、今の世の中は尊敬に値しない大人がTVで目立ちすぎてるのだ。それがいつまでも続けば子供たちのことだ、いつ爆発しても可笑しくないのだ。

 八戸の少年はマンガ本を焼き、動機はパソコンを見て欲しいと語っている。これはおそらく京都で起きた父親殺人事件において「ひぐらしのなく頃に」がバッシングを受けてTVアニメ版である「ひぐらしのなく頃に解」が東海テレビテレビ埼玉で放映中止に追い込まれた*1事を肌で感じ取ったためではないだろうか?。

 どちらにせよ、今の状況は子供の声を真摯に聞かず適当に受け流した結果ではないだろうか。また、香川県庁へ高校生が知事を殺害するために侵入する事件*2も起きている。日頃テレビや新聞でゲームや漫画に少年犯罪の責任を擦り付けるような発言をしている人は今後気を付けた方がいいかもしれない。「尊敬に値しない」と判断した子供たちに命を狙われる危険性が高いからだ。

Link
高校生が事件を起こしても、マスコミは騒ぐばかり(オーマイニュース)
母の腹部に人形、暴力で相談も…八戸母子殺害(zakzak)
長男、強い殺意抱く? 八戸市放火殺人(Iza)

*1:前者は放映打ち切りを正式決定、後者も目途は付かずテレビ埼玉は放映する気が無いのだろう

*2:「知事殺すつもりだった」刃物持って県庁侵入の高3送検(iza)