鷲宮モデル

初詣で客 最高402万人 三が日,大宮氷川神社が203万人(読売 Googleキャッシュ)
「らき☆すた」効果、鷲宮神社初詣で17万人増 埼玉(朝日)
鷲宮神社、人気アニメの影響で初詣客が急増し倍以上に……?(ねこあれぶろぐ)

 埼玉県の鷲宮神社が今年の初詣で参拝者数が川越の喜多院に次いで3位と言う好成績を残した。JRの初詣情報でも宇都宮線沿線の初詣スポットとして紹介されてはいたものの、ここまで伸びたのにはTVアニメらき☆すたに登場する柊かがみ・つかさ姉妹の実家である神社のモデルになりファンが聖地巡礼と称して訪れた事で全国的に名が知れ渡ったのが要因の一つとして大きい訳だけどここまで伸びたのには

  1. ネット上での風聞を鵜呑みにせずに実態を観察した上で判断したこと(訪れるファンは総じてマナーが良かったと言える)
  2. らき☆すたの作品自体は深夜に放映されたアニメとはいえ過激な内容ではなかった事
  3. 鷲宮町の商工会にアニメファンの聖地巡礼等の事情を良く知る人がいたこと
  4. らき☆すたの放映前年には映画やCMののロケ地として使われたことがあり映像作品に対する免疫があったこと
  5. 早い段階で地元にお金を落せるようなシステムを構築したこと(初詣期間中は営業している店も結構あった)
  6. イベントを開催しファンの気持ちを繋ぎ止め鷲宮町の名を上手く宣伝したこと

が大きい。

 また鷲宮神社は元々静か環境である事やドラマや特撮ヒーロー番組の撮影ロケ地に使われる平成国際大学に程近いと言う事もあり*1、映像作品、特にロケ地として積極的に関わる事も考えられる訳で鷲宮モデルが構築されつつあるように感じる。

最後にちょっと突っ込みを

もう鷲宮町がこれほど賑わうことはないだろう。
そして「鷲宮町」でなく「久喜市」の一部になってしまう「鷲宮町」であるが、きっとオタク(ヲタク)たちが似たようなアニメに心を奪われなければ、心の中に「鷲宮」というものが残るのではなかろうか。
また世間に広まった「オタク(ヲタク)」が集まる町というイメージをなくすことができる唯一の方法は、「久喜」市の一部になることだ。

オタク(ヲタク)たちが興奮。これが「鷲宮」町としての最後の賑わいになるだろう。(我ら久喜市民のHP)


 埼玉県商工会連合会のホームページをみればわかると思うけどクレヨンしんちゃんの街として知られる春日部市は大凧で知られる庄和町と合併したものの商工会は「町」が無くなっただけで今も存続しているように市町村が合併しても商工会はそのままというケースが多い。
 仮に鷲宮町久喜市に合併したとしても商工会はおそらく従来のままだと思われるし「鷲宮商工会」としての催し物は今後も行われるだろう*2

*1:北埼玉は映像作品のロケ地に使われることが多い

*2:事実、昨年の12月に催されたらき☆すたのブランチイベントは商工会の主導によって行われた