ネットに対する悪意をむき出しにした記事はいずれ自らの破滅を招くのでは?

読売新聞 親は知らない

(1)家出サイト、新たな闇
(2)裸さらす少女たち
(3)お宝チケットネットで転売「ラッキー」

最近、読売新聞は親御さんへ向けて「子どもを取り巻くネットはこんなに悪い所ですよ」とばかりに社会面に連載記事を載せている。

確かに子どもをネットから引き離したいと言う読売新聞の意図はわからなくはないしそう言う人たちへ向けて発信しているのだろうとは思う、しかし闇を紹介すればするほどこの記事を読んだ子どもは確実に対策を練るだろうし仮に事実を知った子供たちが読売新聞へ向けて牙を向いてきたらどうなるかと言うのをこの記事を作っている記者たちは理解していないのではないか?と思うのだ。

以前、毎日新聞が2007年の新春大型特集記事として「ネット君臨」と言うネットの闇にスポットライトを当てた記事を始めたのだけど、内容的にネットに対する敵意をむき出しにした結果、毎日waiwai記事騒動に至る火種を作ってしまった事は記憶に新しい。

もちろん、ネットに関わる問題を取り上げるのは悪いことではない。しかし「ネットは悪」と言う前提の下で悪意を丸出しにした記事を描く姿勢を改めない限りはいずれ第二第三の毎日waiwai記事騒動が起きるのは明白だし、それ以上に自らの破滅を招くのではないだろうか?。